夏の生暖かい風が頬にあたる。
半袖では少し寒いなっておもってしまう。

でも、今そんなのは気にしない。

そんなことを考えているといつの間にかボートしていたみたいで、翔のお父さんに話かけられた

「はるちゃん。大丈夫?」
「あっうんっ…!大丈夫…!」

「少し辛い話になるんだけど聞いてもらえるかな…?」
「うん….がんばるっ」
そっかっと言ったように微笑んだあと急に真剣な顔になった。

なんか、怖いな…

翔のお父さんは一度深呼吸をして夜空を見ながら、話はじめた…