「ミリアいらっしゃい。」

「・・・・・」
ミリアは、何も言わずに、養父母に促されるがまま、居間へと、向かった。
「今日からこの二人が君のお兄ちゃんだよ。仲良くしなさい。」

カイルもジャックも齢5歳の美少女に息をのんだ。

ミリアは、白く透き通る肌、大きく薄い空色の瞳、細くスラッとした鼻筋、さくらんぼのように愛らしい唇を持つ、美少女の典型だ。