全て思い出した
彼女は暁星羅私の元親友
私が彼女を裏切り、貶めた
1番の悪者
ごめん、ごめんね
許してくれなくてもいい
許してなんて言わない
でも、もう1度だけ話がしたい
「・・・星羅ッ」
「何よ。あたし、あんたのこと大ッ嫌いなの。近寄らないでくれる?」
ッッ!
嘘だ、星羅は嘘を吐いている
ほら、今も
あのときと同じ
「・・・癖」
「ッッ!」
星羅の顔に焦りが浮かぶ
ゆっくりと、だけど確実に
星羅との距離をつめる
「こ・・来ないで!!嫌いって言ったでしょ!?」
ほら、今も
だから、私は・・・
『私達は、ずっと親友!何があっても仲間だよ!』
・・・!?
何で・・・今星羅の過去が・・・?
「フフッ・・・吃驚したようね。仕方ないからお話しましょうか。私の過去を・・・」