目の前の大きなドアに手をかける。
カチャ
予想とはまるで違う子気味良い音が響きドアが開く。
うわぁ
「恐怖の旧校舎第一関門」
そう噂されている音楽室。
勝手になるピアノ。
喋る肖像画。
そんなありきたりなことや
割れる窓。
響く破裂音。
ということまで
この音楽室から始まったという。
「さ、さぁ・・・探すぞ!」
気を入れるための掛け声も何の意味もない。
むしろ恐怖心を煽った。
ひっ!
今、肖像画が笑ったような気が・・・。
「あはは・・・気のせいだよね。笑うはずないもん!」
冷や汗をかきながら言う強がりに、意味はあるのだろうか。
少なくとも、自分の気を紛らわせてればいいのだけど。
「さて、探し物探し物ー」
少し動きが鈍くなった気がする。
・・・体が重い。
振り返りたくない。
恐怖心が煽られる。
でも、興味もある。
振り返るな。
振り返ったら駄目だ。
自分を説得するも、興味には勝てないらしく・・・。
「・・・・・・っ!」
その後の記憶はない
カチャ
予想とはまるで違う子気味良い音が響きドアが開く。
うわぁ
「恐怖の旧校舎第一関門」
そう噂されている音楽室。
勝手になるピアノ。
喋る肖像画。
そんなありきたりなことや
割れる窓。
響く破裂音。
ということまで
この音楽室から始まったという。
「さ、さぁ・・・探すぞ!」
気を入れるための掛け声も何の意味もない。
むしろ恐怖心を煽った。
ひっ!
今、肖像画が笑ったような気が・・・。
「あはは・・・気のせいだよね。笑うはずないもん!」
冷や汗をかきながら言う強がりに、意味はあるのだろうか。
少なくとも、自分の気を紛らわせてればいいのだけど。
「さて、探し物探し物ー」
少し動きが鈍くなった気がする。
・・・体が重い。
振り返りたくない。
恐怖心が煽られる。
でも、興味もある。
振り返るな。
振り返ったら駄目だ。
自分を説得するも、興味には勝てないらしく・・・。
「・・・・・・っ!」
その後の記憶はない

