いよいよ7月かぁ。





7月といえば体育大会。私の学校は赤、白の2つに分かれて競う。




この学校は体育大会がかなり燃え上がるらしく先輩達がかなりやばいと入学前に噂で聞いたことがある。


練習とか嫌だなぁ。



「おーい、お前ら席につけー。今から体育大会の色分けの発表するぞ。」



あーやだぁぁ。



「いよっ、待ってましたぁー」




男子が騒ぎ始めた。なんでこんなに嬉しそうなんだろ。私には理解できないよー。




「浅川、白」
「宇佐美、白」


「奏月、赤」



私赤団か。なんか熱血って感じする…。



「川口、白」
「小早川、白」
「鈴木、赤」


あっ涼太と同じだ。



やったっ。なんかテンション上がる。





「はい、じゃあ赤団はグラウンド行け。白団は体育館に行け。はい分かれろー」






先生、適当すぎる。




「陽菜乃ー、一緒にグラウンド行こー」



真城が私の机にめっちゃ笑顔で走ってきてくれた。




「うん、行こー」




「あー陽菜乃と一緒の団でよかったー。なんか安心する」