いつものように、バカみたいに笑ってバカみたいに喧嘩して、それで一日が終わる。ハズだった。
ある日、名のある先輩に呼び出されて、喧嘩を買った。名があるだけ強く、俺も怪我をした。結果は俺が勝ったが。

怪我なんか気に留めずに、校舎の裏のベンチで寝ていた。
その時だった。起きたら見ず知らずのやつが、俺の前に居て、大丈夫ですか。そう言ったんだ。