家に帰って、お風呂に入っても、瀬川くんの、 "白川としゃべりたかったから" が頭から離れない。 私はどうしてしまったんだろう。 胸がキュっとなるのを感じる。 瀬川くんは友達。友達。何度も何度もそう考える。 スマートフォンから音がして、見ると メッセージアプリのグループチャットに、"次の土曜に海"とだけきていた。 私はそれを見て、オッケーとだけ返した。