「愛ー.どうしたの?元気ないね」

「うん.あんね―なんかこの制服一時きないんだなーッて思うと悲しくなって…」

「あぁー.だな.ごめんな俺のせいで…愛が学校行けなくなって」

「うぅん.大丈夫だよ.徹の子供が産めて私は世界一幸せ者だって思ってるし」

自分でこんな事言って恥ずかしくなった。

「うれしい事いってくれるぢゃん 笑」

「もー.真面目に聞いてよ」
「ごめんごめん」

「さっきさ.みんな『また明日ね』ッていったけど私は明日からあの教室にはいないし.帰り道も皆で馬鹿みたいに笑って帰ったり、徹とかえったりしなくなるんだなー。私の場所がなくなるんだなーッて思うと悲しくなった」

「愛は馬鹿だなー.」

「馬鹿って…」

「そりゃあ明日から愛はあのクラスにいない。
でもなー.帰り道に一緒に帰れなくなっても俺はもちろん。沙羅ちゃんやエリナちゃんや俊一はお前の前からは離れて行かないよ.」

「だけどー」

「お前が会いたくなったら電話してみんなを呼べばいい。忙しくても来てくれるやつらだろ?」


「うん…」

「お前は恵まれている!
俺に初めて愛された女だからな!」