父親には本当に感謝してる。

ある日、母親はついに家を出て行った。
“あんたなんて産まなければ良かった”
書きなぐったような字で書いた
手紙を…俺に残してな。
だから、女なんて傷ついてしまえばいい。そう思って俺は…体目当てで近ずいてくる女はすべてやったら捨てていた。
女なんて大嫌いだ。この世から消えてしまえばいい。…ずっとそう思ってた。
だけど、1人の女の子に出会った。
その子は真っ直ぐでちっせーくせに
肝は座ってる。目も力強くて目を合わせるのが精一杯なくらいだった。