可愛らしい声とは裏腹に棘があるような
声もまじっていた。
「はい…」
私は恐る恐る口を開いた
「あなた…最近宙と放課後一緒に
いる子よね?」
「はい…」
「まさか付き合ってるの?」
「いえ…」
「なら良かった。」
フワッと笑う小悪魔の様な彼女。
「宙は…誰にも本気にならないから」