そうだなって言ってゴロン、と
転がった宙斗先輩。
その目は真っ直ぐに空を見つめていた。
私も腰を下ろして宙斗先輩を見てみた。
大きい体。ちょっと癖っ毛の茶色の髪。
二重で切れ長の目。きれいな顔だ…
「おい。」
「は、はいぃぃ!?」
び、び、び、びっくりした…
急に話しかけないでよ…
「俺の顔に何かついてんの?」
「なにもついてないですよ…?」
「そうか…」
そのまま先輩は目を閉じた