365日の歌

私が死んだら、


時雨はどうなるんだろう。


1人残された時雨は。


私がいなくなったことを悲しんでくれるのかな。


トラウマになって恋愛ができなくなったりしないかな。


考え過ぎだろうか。


でも時雨ならありえなくないと思った。


嫌だな。


時雨は人気者だし、


私がいなくなっても、


時雨のことを好きになってくれる人はたくさんいる。


そうだ詩乃だ。


詩乃は私の大親友。


とても可愛くて、


男子達にはモテモテ。


私と時雨が付き合う前、


1度時雨の事をかっこいいと言っていたし、


2人はとても仲がいい。


時雨は詩乃に任せよう。


時雨には明日、


別れてほしいって伝えよう。


早いほうがいいよね。


遅ければ遅いほど疑われちゃいそうだから。




「どうしてっ。どうして涙が止まんないんだよ。」




ごめんね。


自分勝手でごめんね。


私、最低だよね。


私のことを想ってくれている時雨を親友にわたして、


自分は1人で勝手に死のうなんて。


時雨の人生は、時雨が自分で決めなきゃだよね。


しかも、


死を目の前にしてもまだ、


時雨とずっと一緒にいたい、


時雨を誰にもわたしたくない、


死にたくない、


って思ってるなんて。


自分勝手過ぎだよ私。




「やっぱり明日、別れよう。」




最期まで自分勝手な私を許して。