───私は岩渕亜美。
大学一年生です。
さっき私の名前を読んだのは幼馴染みの男子。
斎藤連っていうの。

「さっきから何処見てるの?」

「え?えぇっと.....さあ?」

「.....何故に疑問系?」

その質問には無視をした。

「優真君格好いいね~♪」

ほら、まただ。うるさいわ。

この大学一番のモテモテ男子。
───それが工藤優真だ。

「あの笑顔がいいよね~。優しい!癒される!王子様!」

........皆を魅了するその笑顔が私は怖い。

「皆飽きないね。俺はうるさくて目障り」

「......そうだね。お昼だし食堂行こうか」

「.....ああ」

そして食堂へと移動する。