───月詠大学には女子に多大な人気のある“王子様"がいた。 「今日も格好いい!優真君!」 「あはは、ありがとう.....」 (またやってるよ........) 心の中でため息を吐いていた。 「亜美?どうしたの......?」 「何でもないよ、大丈夫」 心配そうに聞く男子に笑顔を向ける。