「ねぇねぇ、ちょっと…速水美羽」

「ん??………何…誰…寝てたのに…ここどこ?!」

目が覚めると真っ白な世界

そして目の前に立っている女の子

何が起きているの??

「ここは、夢の中よ」

「あぁ…夢…か」

ならいっか……………じゃなくて!!!!

「でも…ここはただの夢じゃないの」

「…………どういうこと???」

「貴方にあの川が見える???」

そう言って少女が指さす方向を見つめると

その先には、黒い川。

そしてその向こうは、とても綺麗な場所がある

今、私がいる…真っ白な世界と違った世界が

「………見えます…あっちに行けるの??」

「えぇ…行けるわよ………………行きたいなら」

そう言って私を見つめる

その目が語ったことに私は目を見開く

「…私………………………………………………」