恋に一番近くて遠い君~another story~

「ほんと元気だよね、あの2人。私なんかもう疲れてクタクタだよ。」


苦笑いをこぼしながら遥葵は私の隣に座った。



「ほんとね。私も歩き疲れたよ。」


同じだけ歩いたはずなのになんで美海はまだ元気が残ってるのだろうか。
もう尊敬しちゃうくらいだよ。




「あっ、そうだ!」


急に何かを思い出したのか遥葵が声を上げる。


「昨日は時間があまりなくてこの部屋の浴室だったけど今日は時間があるから大浴場に行こうよ!」


「大浴場?」


旅館だからあるとは思ってけどどこにあるのかまだ分かっていない。



「うん!1階にあるんだけど、疲れがとれるし、いろんな種類の温泉があるみたいだし、なにより美容にいいって評判がなんだって!」


「そうなんだ!知らなかったなー。」


「どうかな?行ってみようよ!」


やっぱり旅館に来たら1回は入ってみたかったからな〜


「うん!行こ行こ!」


「やった!2人にも声かけないとね。」