恋に一番近くて遠い君~another story~

「もうなんで殴るんだよー。」


陽生が隣でふてくされている。


そんなの.....


「.....陽生が悪いのよ。」


聞こえないように小さく言ったつもりなのに


「なんで俺が悪いんだよ?」


なんで聞こえてるの!?小さく言ったつもりなのに!


「もう陽生はずるい!」


「何がだよ!」


「全部がだよ!」


陽生をキッと睨む。だけど...


「なっ、お前赤くなって睨むなよ!お前の方がずりーっての!」


赤くなって...って私、顔赤くなってるの!?そっと頬に手を当てるといつもよりも熱い。


「あ、赤くなってない!」


「だーもー!だからそんな目潤ませて怒んなよ!こっちの身にもなれっての!」


「なっ!陽生が悪いのよ!」


「俺のどこが悪かったんだよ!」


あんな笑顔見せるからだよ!
なんて素直に言えるわけでもなく...
てかなんで私陽生の笑顔見て顔赤くなってるの!?


「.....陽生のばか。」