恋に一番近くて遠い君~another story~

「よしっ、じゃあ行くか。」


陽生が先陣を切って行こうとする。


「どうやっていくか分かってるの?」


陽生のことなんだから行き方なんて分かってないでしょ。



「さっぱりわかんねぇーよー。」


と、陽生は自慢げに言う。
ほんと呆れるわ.....。


「はぁ.....。もう分かんないなら先に一人で行こうとしないで。はぐれたらどうするの?」



「じゃあはぐれないように手をつなぐとか?」



満面な笑みで陽生は言う。



「ばっ、ばかじゃないの!?」


冗談だって分かってても何故か反応しちゃう。



「ははっ、冗談だって冗談。痛って!?何も殴らなくても.....。」


自分でも照れ隠しだってわかっていながらも陽生を叩く。最近陽生といると調子が狂うのはなんで.....?