トウヤが耳を触ってくる。


「耳まで真っ赤ですよー、可愛いでちゅねえ!」


私はフンッとそっぽを向いて歩き出す。


するとトウヤは、ごめんごめんと言いながら後ろをついてきた。


本当に私怒っていると思ったようで、申し訳なさそうにしている。




こう見ると、トウヤは本当に変わったと思う。