それから私は、サツキに全て話した。


実は私はサツキがいけないことをしてたのを知ってたこと、それでヒロと付き合ったこと、トウヤがヒロをどうにかしてくれること。


「ごめん。やっぱユズリがいなきゃダメだわ!」


サツキは、ニヒヒっと歯を見せて笑った。


その日、私とサツキは久しぶりに手をつなぎながら帰った。


サツキの手はあったかかった。


サツキといると心も暖かくなった。


やっぱりサツキは親友だ。