私は、深く深く頷いた。


もう何があってもトウヤを信じる、噂なんか信じないって心に決めた。


あとは…


サツキと仲直りしたい。それにヒロとは別れたい。


それでサツキにヒロのことを忘れさせたい…。


「ヒロのことなら、俺に任せろ」


トウヤは親指を青空に向けて立てて、ウインクしている。


よし、ヒロのことはトウヤに任せることにしよう。


「トウヤ、それじゃあお願いします!私は、サツキと仲直りしてくるから!!!」


「おーう!お互いファイトー!!」


広い広い青空が私達を見守っていた。