私は腕をトウヤの腕に絡ませ、密着した。 私の歩く早さに、トウヤも合わせてくれる。 優しくて、頼りがいがあるトウヤが大好きだ。 「ユズリ!はろ!」 声の主は、サツキだった。 サツキは保育園の時からの幼なじみで、大親友だ。 トウヤもサツキに会釈する。