「ねえねえ、トウヤとシンタってどういう関係なの?」


ホームルーム後のものすごく眠そうなトウヤにきいてみる。


「ん~、まあ昔の知り合いっていうか~。そんな感じ?」


いつにもまして雑な答えだった。


「ん?ってかユズリなんでシンタって呼んでんの?」


はっとしたように目をまん丸にしている。


そういえば言ってなかった。


「昨日助けてもらったんだ!


 その時にさん付けは違和感あるからって。」


「へー。そう。」