3時間位過ぎたかな?
ずっと2人でゲームをしていた。


ちなみに何故彼がゲーム機を2つ持ってきたかというと、同じ病室の子から借りたらしい。
今はその子は手術中みたい‥‥。「成功すると良いなぁ」と一輝君がゲームしてる途中呟いてたなぁ‥。



ゲーム楽しくてたまらなくなって夢中なったおかげか、それとも彼と一緒にしたから楽しくて夢中になったおかげなのか、今では彼と同じくらい強くなった。


「舞、本当に初心者かよ!」


嬉しくなって、笑顔で頷いた。


「すげーな」


褒められたのが更に嬉しくて顔が熱くなった。

しかも、その時の笑顔がカッコよくて胸がドキッと鳴った気がした。


‥‥いけない!ゲームに集中しなきゃ!


だけど、そう思った時にはもう遅かった。
私の持っていたゲーム機に大きく『敗北‥』という文字が画面に出てきていた。


「へへーん!俺の勝ちだな!」


油断は禁物。次は気を付けないと‥‥!