「うわぁ…ぁ…うっ……萌…。ヒック…」

嗚咽混じりに萌えの名前を呼んだ。








ーわけでもなく、
萌が飛び降りたことを理解した私は、ただ、呆然と手すりの方に向かって歩き、その下の景色を眺めた。

…下には、何人かの人が、萌に駆け寄ってる。




こっちを見て、なにか喋ってた。