....わたしが、そばにいるから.....。


小鳥さんが、こわがってそばにこないのかもしれない。


女の子は、そう思って。



ずっと離れた雑木林の方まで行って、たまごさんを見守りました。


でも、しばらくたっても小鳥さんのお母さんは、やってきません。




「どうしよう.....。」



わたしが、巣をさわったからだわ。



女の子は、おじいさんに教わっていました。
小鳥さんは、たまごさんを触られると、怖くなって逃げてしまう事があったりする、と....。



女の子は、とても悪いことをしてしまったような気がしました。

わたしのせいで、この、たまごさんは
もう、おかあさんにあえなくなってしまうかもしれない....。