彩蒼〜SAISOU〜


ちなみにこの抱きついてきた
気持ち悪い人は

『彩龍』の10代目総長の
八木 哲斗〜Yagi tethuto〜

まぁ、そりゃー面倒見てくれたさ
まだ小さかった私をね
んで、まーカッコいいさ


でも…

「だから、離れろよ…」

相当ウザイ

「ううっ…会いたかった…
俺の怜生〜っ…」

いや、いつお前のものになったんだよ

「あ〜、なんでいるのてっちゃん
なんで、ここ理事長室だよね?」

「え、そうだよ。どうしたの。
だって俺、理事長だよ?」

「ハァッッッ!?」

「え!?てっちゃん!?どうしたの!?
とうとう頭やられた!?」

勢いよくてっちゃんの肩を持ち
グワングワンと揺らした

「ちょ、怜生。ホントだから。」

少し真面目に少し殺気だしながら
てっちゃんは言った

あ、ほんとなんだな。と確信した