彩蒼〜SAISOU〜




「怜生さん!着きましたよ!」


そこには、2-Aと書かれたプレートが

「俺が入る合図するんで、それしたら入って来てください!」

そう言う比呂に対して
私はコクッと頷く
そして比呂は教室の中に入っていった

「オイ!!テメェらぁ!!!!
静かにしろゆーとるやろがァア!!!!」

グワァッと牙を剥くような殺気

ビリッという感覚、久々だ…
ニヤっと口角が上がってしまう

ていうか比呂、チンピラ相手に牙むきすぎw

そう一人で笑いを耐えていると

「今日から、新しく入る奴がいるから!
俗に言う転校生だ!入れ!」

比呂にゆわれるがまま私は教室に入った


《 !?!?!?!?!?!?!?!?》

教室のカラフルな奴らが私を
見るなり目を見開いた

(あれ、私普通だよな…)

すると、あちこちで

「は…!?やば、可愛すぎるだろ」

「女!?しかも上玉!?」

ガヤガヤとうるさいカラフルどもに
少しイライラしながら

「橘 怜生です。よろしく。」

「んじゃ、怜生さんはあそこの席ね。」

私は比呂に言われた席に座る