貧乏家のお嬢様

どうしてそんな僕がこんな学校に通えるかって?

まぁ、それはのちのちわかりますよ。


「あっ!九条くん!」

「お、田中!おはよう」


校門へ歩いていくと、ちょうど九条くんが車から降りてきていた。

九条くんは、1年の時から同じクラスで僕と一番仲良くしてくれている。

でも、ここへ入学してから不思議な事があって…


「今日も、いるね…」

「あぁ、気にすんな。」


僕らが歩くと、たくさんの人だかり。

これは毎日続いてる。


「どうして、こんなに集まるの?」

「きっと、この女子たちは俺らのファンなんだろうな。」

堂々と歩きながら言い放つ九条くん。

「ふ、ファン?」


僕らの?
えっ、九条くんじゃないのかなー…


「まぁ確かに、九条くんはスタイルいいし背も高くて美形だし?顔も整ってるしかっこいいよね?」

「…いや?田中もだろ、それは」

「えっ?そうかな(笑)」

「そうだよ、あれ…なんて言うの?あ、イケメンだよ、イケメン」

「そんなことはないと思うけどなー…」


そんな会話をしながら、教室へ。

そこでも女の子達の目線は僕らに。


まぁ、佐々木加恋さんっていう女の子は除いてね。