貧乏家のお嬢様

「よし、じゃあみんなご飯できたよー!」

「はーい!」

まぁ、なんとかみんな起きて、着替えた人からご飯を食べさせます。


「いただきまーす!」

「はい、どうぞー」


その間僕は、自分と弟達の持ち物の確認をしたり…


「母さん、おはよ!原稿書けた?」

「あっ、宏一!…いや、まだ…でも今日中に終わらせるわ!」

「うん、頑張って」


漫画家で部屋にこもりっぱなしの母さん、美子(みこ)に朝ごはんを渡したりする。


「あっ、やっば。…兄ちゃん…」

「ん?どうした?」

「あの…教材費、今日中のやつ、言うの忘れてた…2500円…」

「おい、修二ー…こういうのは早く言えよ?はい!」

「ごめん…ありがとう!」


こいつは俺の次に生まれた次男の修二(しゅうじ)。
こうやって、中1にもなって時々俺を困らせるけど可愛くて憎めない。


「そうだよ修二!」

「宏一兄ちゃん困らせないで!」

「お前らうるさい!」

「ほら、朝から喧嘩しない」


今修二に文句を言ったのは、長女で小5の三歌(みか)と次女で小4の四音(しおん)。
誰に似たかわかんないけど2人とも生意気だけど周りの気遣いや心配が出来る思いやりのある子。