偏食系男子のススメ【完】






「いつか俺だけのシンデレラになってねハニー」


「今すぐりんご喉に詰まらせて不気味な亡き骸になってねアーメン」


「いやそこはダーリンだろ」


「アーメン」




拗ねて唇を尖らせる早川がなんかおかしくて思わず笑えば、それを見た早川も嬉しそうに笑うから、なんかムカついて座っている椅子を蹴り飛ばす。


こっち見て笑うなウザい。




「つーわけで、明日の学祭は一緒に回る?」


「ねーよ」


「えー、いいじゃん藤島、俺たち付き合ってるみたいなもんだろ」


「ねーよ」




一瞬、川端さんのことが頭に浮かんで、ちょっと眉を顰めた。


そういえば、最近本当に話してない。どころか、姿も見ていない。


生きてるのかなあの人。学校祭一緒に回ろうみたいなこと言ってたけど、友達できたのだろうか。


別に心配なんかしてないけどね。するわけないじゃん。