「痛い! もう、せっかく久しぶりに会えたのにー!」
「もう一生会いたくなかったのに」
「あーちんったらすぐ酷いこと言うー!」
「もしかして、藤島の友達?」
思いついたように会話に割り込んできた早川は、私と川端さんを交互に見て意外そうな声を出した。
まったくもう見たらわかるでしょ、そんなわけない。川端さんと友達だと思われるなんて心外である。
「全然違う。去年クラスが一緒だっただけ」
「えええええ!? 親友じゃなくて!?」
「見ての通り、川端さんって顔可愛いけど中身が素のぶりっ子でウザいんだよね。で、めちゃくちゃ女子に嫌われてて、
去年同じくぼっちだった私が付け込まれて未だに友達面されてんの」
「あーちん、それ本人の前で言っちゃだめなやつだよお!」
「あと私のことキモイあだ名で呼ぶ変人。それと名前がダサい」
「き、きらりの名前がダサいのはきらりのせいじゃないもん……!」
ぷりぷり怒る川端さんは、ぺしぺしと私の腕を叩いてきた。全然痛くない。ぶりっ子うぜえ。
そのぶりっ子も、素でやってるから余計にタチが悪いしイラっとくる。
女子に嫌われる典型的なタイプ。
でも確かに、川端さんに会うのは久しぶりだ。