「そうだね…2人は別々の道に進んだけど、幸せになってほしいな」
すると陸さんが私の肩をぎゅっと抱き寄せた。
「俺は絶対ありえないから。お前なしじゃもう生きられない」
その言葉にドクンと心臓が動いた。
私にとってどんなに嬉しい言葉なのか、陸さんは知ってて言ってるのかな。
「私もだよ…年を取ってもずっとずーっと一緒にいたいよ」
「当たり前だろ」
そう言って、陸さんの顔が近づいてくる。
私は静かに目をつむった。
ガチャッ!
その時リビングのドアが勢いよく開き、私と陸さんは咄嗟に離れた。
振り返るとそこには蒼空がこちらを見て立っていた。
「そ、蒼空っ!!どうしたの…?」
バクバクなる胸をおさえて、平然な顏をして見せた。



