乱華~羽をくれた君~Ⅲ【完】




「そうだね…2人は別々の道に進んだけど、幸せになってほしいな」




すると陸さんが私の肩をぎゅっと抱き寄せた。





「俺は絶対ありえないから。お前なしじゃもう生きられない」





その言葉にドクンと心臓が動いた。



私にとってどんなに嬉しい言葉なのか、陸さんは知ってて言ってるのかな。





「私もだよ…年を取ってもずっとずーっと一緒にいたいよ」




「当たり前だろ」






そう言って、陸さんの顔が近づいてくる。



私は静かに目をつむった。





ガチャッ!




その時リビングのドアが勢いよく開き、私と陸さんは咄嗟に離れた。




振り返るとそこには蒼空がこちらを見て立っていた。





「そ、蒼空っ!!どうしたの…?」





バクバクなる胸をおさえて、平然な顏をして見せた。