中に入ると肺のレントゲン
が何枚か貼られていた。
先生が深刻な顔で言った。
「今は落ち着いていますが、
大変危険な状態です。
最近、調子が悪くなかったですか?」
「いえ、とくに・・」
父も私もすぐには思いあたらなかった。
「肺炎を起こしています。
肺が機能していないために、
吸っても吸っても吸えない状態
になっています。だから、本人さんは
今、とても苦しいと思います。」
青白く写し出された肺は
さっきまで見ていた空のように
黒い影に覆われていた。
「もしもの場合、
延命措置を希望されますか?」
が何枚か貼られていた。
先生が深刻な顔で言った。
「今は落ち着いていますが、
大変危険な状態です。
最近、調子が悪くなかったですか?」
「いえ、とくに・・」
父も私もすぐには思いあたらなかった。
「肺炎を起こしています。
肺が機能していないために、
吸っても吸っても吸えない状態
になっています。だから、本人さんは
今、とても苦しいと思います。」
青白く写し出された肺は
さっきまで見ていた空のように
黒い影に覆われていた。
「もしもの場合、
延命措置を希望されますか?」
