「きたきた」

「まじで気持ち悪いよねー」

「よく学校来れるよな」

「たちばな♡おはよ。」

スタスタスタ

「ちょっと!!!美香様を無視するなんて!!!」

「やってしまいなさい。」

ダッ

「あのやろ!!!逃げやがった!!!」

「弱っちいなー」

「いいわ。後できっちりお仕置き
してあげるわ。」











『はぁはぁ。チッ。あのくそやろう。』


私は橘レイ。高校1年。

まぁ。ご覧の通りいじめられてる。

「ニャーーーー」

『たま〜。おいで〜。今日は
プレミアムの缶だよ〜。』

「ミャオん。」

『ふふふ。』

この子は学校の裏庭でみつけた
黒の子猫。

私がクラスから逃げると
この裏庭のベンチに座って
たまと遊ぶ。

幸せ。ここは人が全然来ない。


授業は・・・・・あと5分。
さぼったら怒られる。

『また来るからね。ばいばい。』


あの地獄の教室へ行く。