そして自己紹介も終わり、諸連絡も済んだ。もうやることもないので今日はきっとそろそろ解散だろう。

案の定、先生が教壇の前に立って言う。
「じゃあ今日はもうすることもないので解散です…」


放課後の教室というものは今から遊びにいくだのそんな話題で溢れてた。

さて、私は今からどうしようか…
さっさと帰ろうかな?そう考えていたら、奴が来た。

「なあ奈々ー。今日優子も呼んで三人でどっか行かないか?」

まだ昼前で今からの時間予定も入ってないし、はっきりいって暇だ。そして優子も同じくらいに終わるから暇らしい。

それに、学校が別れてしまってこれからいつ優子に会えるかも分からない。

あまりチャンスはないので逃すわけにはいかなかった。

「いいよ、行こう。で、どこ行く?あ、優子に連絡いれるね」

そして優子にメールを送りつける。
集合場所や時間は…ええいめんどくさい勝手に決めてしまえ。

そして送信。
「あ、海斗ー。集合はいつもの場所、一時半、ね。」
「りょうかーい」

そしてとりあえず時間もあるし、昼食の関係もあるので一端家に帰ることにした。

海斗とは昔は家が近かったが、私が引っ越しをしたので今は逆方向だ。そのまま海斗と別れて家に帰る。