「じゃあ消毒するね。 ちょっと痛いけど我慢してね」 痛いの嫌だよ……………。 指を出すのが怖くて出さないでいると龍が無理矢理私の手を固定した。 「じゃあ染みるけど我慢ね」 そう言われた瞬間に痛みを感じた。 「痛い、やめて」 「もう少しだから我慢ね」 もう嫌 痛すぎるよ 「消毒終わったよ。 痛いのによく頑張ったね」 そう言って私の頭をなでてくれた。 「ありがとう、龍」 そう言うと龍は顔を赤くして夜ご飯を作り始めた。