えっ! なんで!!! 思わず息をのんだ。 私が校門を出ると龍がいた。 どうしてここにいるの。 「友香」 龍がそう叫んでいる。 「ずっと会いたかったんだ。 友香と話をしたい」 「なんで、どうしてここにいるの。私のことなんか忘れたんじゃないの」 「忘れるわけないじゃん。 とにかく話ををしたいから場所を移動しよう」 えっでも……………。 「私のことは気にしないで行っておいでよ。」 「ありがとう、彩花」