「何だコレ気持ち悪ぃな…由紀のやつ何考えてんだ?」








タケが由紀を誘った日、その日に彼女から返信はなかった。








その翌日に彼のもとに彼女から1通のメールが届く。










それは気味の悪いメールだった。開いた途端に携帯が操作不能になり、まるで血のような色の染みが画面に広がり、それが消え去った後、ある文章が赤い文字で現れた。














『追い込まれた少女は自らの部屋で永遠に宙に浮く』











そして、その文章の上には同じように赤い色をしたドクロが描かれていた。


















由紀が部屋で首を吊った事を彼が知ったのは、しばらくしてからの事だった。