太陽くんは苦笑して、私の小指に自分の小指をそっと絡めて、 『本当だよ。約束する。』 と言った。 ずっと覚えていようと思ったはずの約束。 私はその約束すら、思い出と一緒に記憶の片隅においやっていた。 太陽くんと再会して…思い出したのかな…。