はずなのに今回はなかなかおさまらない。 それどころか息すらしづらくなってきた。 「未来…?おい…!!」 太陽くんの声がすーっと遠のいていく。 さっきまで感じていた、太陽くんの温かい手の感覚も、少しずつ薄れていく。 それと一緒に、意識まで薄れていった。 最後に見えたのは、心配そうに歪んだ太陽くんの顔だった。