頭の中で葛藤してる俺を不思議そうに見つめる春日。
首を傾けて俺を見上げるその表情が愛しくて抱きしめた。



「…顔真っ赤。

こんな可愛い顔、俺以外に見せちゃだめだよ?」



「…他の人に、見せるなんて…一生ないですよっ…」



「!」




…春日さん。俺そんなこと言われたら自惚れちゃうよ?

それって、俺が春日をもらっていいってこと??



…ま、他の人には渡さないけどね。




またも不思議そうに見つめる春日に、「帰ろうか!」と声をかけ、教室を出ようとしたが……




「「…あ、これ(仮装)……」」




結局着替えてから、家に帰ったのだった。