それが消え行くのを見つめながらもなおも変わらぬ外の景色を見る。


日差しがささず、部屋は暗い。


電灯はあるが機械的な白いあの光がきらいで、私はつけようとしなかった。


「今日は一日中降るらしいですよ。」

後ろにいる気配が私の一人事に答えた。



………一日中。


………一日中か。