せっかくの休日だというのに。
はぁぁぁぁぁ。
深いため息をつきながら腰を上げる。
窓が傾きを戻しがたんと音を立てた。
椅子に座ろうと樹の向かいに向かう。
フローリングの床を歩くと素足なためか、それともこのじめじめとした空気のためか床に足がすいつきペタッという音を響かせた。
その音にいちいちイラつきつつも椅子へと足を進める。
椅子は二脚しかないので必然的にもう片方のいすにすわり、樹とテーブルを挟んで向かい合わせになった。
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