着いたのは人気の少ない西棟。


「いいか?俺はコミ障じゃねぇ」


「でも、人が怖いって…」


「だぁー!!忘れろ!思い出すな!気にとめるな!」




眉間にしわを寄せたり、赤面したり、冷や汗かいたり、笹本くんは忙しい。


「わかった、厨二病ってやつだね」


「人の話聞いてた?」




笹本くんは、はぁ。と呆れながらも会話してくれてる。


少しお友達に近づいた気がする…