ワタシの愛しの剣士様⭐




賑やかな朝食を終え、私は会社に、まーくんは高校へ千春ちゃんと千夏くんは小学校へ向かうために家を出る。



「まーくん、バッグありがとう」

「問題ない」


私の両手は、千春ちゃんと千夏くんに繋がれ、バッグが持てず、見かねたまーくんが持ってくれた。



「るなも一緒に学校行くー??」

「千夏のクラス来るー??」


千春ちゃんと千夏くんの質問に笑ってしまう。


可愛いなぁ、なんというか、無垢だよね。


「私はねー、会社ってとこに行くんだよ。それで、一日中パソコンって言いう怪物と戦うの」


それはもう、雑用という名の怪物とね。あの高速タイピングの必殺技で。



「るな、ヒーロー?」

「強いの??」



千春ちゃんと千夏くんは目を輝かせた。



これは確実に私を正義のなんとかレンジャーかなんかと勘違いしてるな。