償いのprincess〜2度目の仲間〜《上》





「~〜なっ!俊介様はこいつがどんな奴か知ってるんですか?!」




様?!どんなやつか…。ね。




「知ってる。おまえらよりな。」


俊介は私を喜ばせる天才みたい。

いつも私を救ってくれる。




「な、なんでそんな奴を庇うんですか!」


女はカッとなって顔を赤くした。




「そんな奴?笑わせんな。美帆は俺らの姫だよ。」




恭弥…ちょっと…怖い…。


普段はあんなチャラチャラしてるのに…。



「ひ、姫?……」



女は口をあんぐり開けて、固まる。




すると、いきなり椅子から立ち上がり、




「下坂さん、ごめんなさいっ!」




謝ってきた。



体を90度に曲げて。




俊介は今更。って顔してる。





ほんとに、今更だと思う。


私が姫になった途端、態度を変えるのはおかしい。





「顔をあげて…。」




女は私の顔を見る。

怯えた表情で。




「…あなたを許す気にはならない。けど、謝ってくれてありがとう。
噂のことは…弁解するつもりないから。」



もう、悪口を言わないで。
とは言わなかった。




私はそんなに弱くないから。



仲間がいるから。自分で身を守れるようになるから。