しつこ… なんとなく、喋る気分じゃない。 私は軽く頷いた。 「あぁ〜!その子起きたんだぁ!」 誰……。 「でも喋んねー。」 「えぇー?喋れないの?」 顔を覗きこんでくる、 茶髪のさっぱりした男と、黒髪の男。 全員顔のパーツが整っていた。 「喋れます。」 私は立ち上がり、制服をひろう。 うわ…。乾いてない。 「びっしょびしょだなぁ。川に落ちたのか?」 …ちがうよ。いじめられてるだけだよ。 でも初対面の人に言えるわけもなく、 「はい。」 と答える。