…… 「誰?この子。」 「学校朝っぱらからサボって…不良?!」 「お前には言われたくねーだろ。」 「ははっ」 なんか… 騒がしいな…。 まだ眠い目を開けると、 整い過ぎた顔が目の前にあった。 「っ?!」 え、誰?! 「起きたか。お前、何してるんだ?」 男は金色の髪をなびかせた。 「……」 関わってはいけない。 そう、直感した。 私は俯いてしまった。 「おい、聞いてんのか?」