ちょうど、私が中学一年のとき。
────────────
「なぁ、俺たちと仲間にならねぇか?」
…仲間?
なにそれ。
「俺たちは、白虹っつう族の幹部だ。」
「みんな、優しい奴らだ。辛い過去も…全て受け止めてくれる。」
その総長の名は、雅人といった。
受け止めてくれる?私の過去をー。
そんな私の考えは、甘かったのかもしれない。
私が白虹の姫になったという噂を聞いた東城が攻めてきたんだ。
「ふっ。下坂美帆…。お前は罪を背負って生きてればいいんだよっっ!!!!
……もういい。両親に会わせてやるよ…!!!!」
私はその時、もう抵抗しなかった。
私は死んだ方がいい。
東城はあの時のように拳銃を出した。
「自業自得だよなぁー!」
そして、引き金が引かれる----------
「バンッ」
雅人…。ねぇ、目を開けてよ。
また、私は助けられた......................................................